人混みを避け、渋滞を避け、自宅で一人悦に入っていました。
象嵌(ぞうがん)の大鉢、直径20センチです。
作業開始、まずは土練り、土練り3年といわれるくらい重要な作業。
そのあと、電動ろくろの上に3キロの砲弾!、これから土殺しです。
土殺しとは、ろくろの上で土の円心をとる作業、重要な作業です。
きれいに中心を取らないとろくろが挽けません。
挽いたばかりの小鉢、大きさをそろえるのは手の感触のみ。
皆さんのブログを見て、この器「いいなぁ」と思うと作り方を研究します。
高台(底の出っ張り)をかんなで削り終わったあと。
この作業は生乾きの状況でタイミングよく、2日めの作業となります。
1個もののマグカップもうまくできました。
コーヒーカップは、取っ手をつけるのが難しい。
持ちやすく、飲みやすい角度と大きさ、形の良さが条件。
こんなふうに、付けるところにキズを付け、
同じ土のペーストを付けてくっつけます。
乾き具合で変形するので、そのタイミングも難しいのです。
わお~~!思い通りの大きさ、口辺り、取っ手のフォルム。
ところが……(◎_◎;)
最後に棚に移動中、ぶつけて割ってしまったのでした。
陶芸の工程は、ろくろの場合、30工程くらいあるのですが、そのどの工程
もクリアしなければ1個の器ができないのです。 泣き、泣き…。
よくあることです。
また作ればいいや(でもたぶん、同じものはできない…と陰の声)。
ところで、割れた土は、また水で戻して使えるのです(素焼き以前の場合)
リサイクルですね。
環境にやさしい陶芸です。
ろくろよりも、比較的簡単につくれるのが、たたら板を使った板づくり。
焼き魚やお刺身用の長皿などは簡単につくれます。
ちょうど、サンマが載る大きさです。
完成品は、こんな具合いになります。
裏には落款を押します。
表面に陶芸用櫛で櫛目を入れます。
土の下に丸棒を入れてヘリを湾曲させます。
4隅を少し持ち上げると、いい形になります。
このあと、完全乾燥~素焼き~絵付け~釉薬施し~本焼き、と続き、
すべての完成は6月末頃になります。
●ちゅうさんの陶芸のページ
http://www.geocities.co.jp/NeverLand-Homeroom/1978/togei.html
レシピページの写真もそうですが、専属カメラマンが居ないので、
写真を撮影して残すのが大変な苦労!
陶芸は作業中、手がどろんこなので、写すのにもさまざまな工夫が必要です。